【Walking with you/Novelbright】歌詞の意味を考察、解釈する。

「Novelbright(ノーベルブライト)」という人気のロックバンドの代表曲である「Walking with you」は、SNSで拡散されたことをきっかけに注目を集め、その力強いメッセージと耳に残るメロディーによって、今も多くのファンに愛されています。

この記事では、「Walking with you」の歌詞の意味を考察します。

Novelbrightのファンや、この曲をもっと理解したい人にとって、参考になるでしょう。

リアリティを感じ取れる

「Walking with you」は、Novelbrightのボーカルである竹中雄大さんによって作詞・作曲された楽曲です。

この曲は、2018年10月3日にリリースされたNovelbrightの初のミニアルバム「SKYWALK」に収録されました。

ロックナンバーとしてバンドの代表曲として知られ、AbemaTVのドラマ「恋する週末ホームステイ 2020春」の挿入歌としても使われました。

2019年、仙台駅での路上ライブで「Walking with you」を披露した竹中さんの姿がTikTokで話題となりました。

そして、2020年11月11日にはこの曲がストリーミングサービスで1億回以上再生される大ヒットとなりました。

YouTubeチャンネルでは、迫力満点の演奏シーンが収められたOfficial Music Videoも公開され、多くの注目を集めています。

この曲の歌詞は、美しい言葉だけではなく、率直な気持ちが描かれています。

そのため、聴いた人々が真実のリアリティを感じ取れるようになっています。

お互いを守り続けようと誓う2人

「Walking with you」では、人生の最も困難な時期に支えてくれた大切な人への感謝と愛、そして今後もその人を守り続ける決意が歌われています。

歌の1番では、「あなた」という言葉が使われていますが、2番以降では「君」という呼び方も登場し、それぞれ異なる人物を指している可能性があります。

つまり、この曲は2人の視点から歌われており、その点が「Walking with you」の特徴の一つと言えるでしょう。

以下では、歌詞を分析して、各部分の意味を考察します。


数え切れないほどの想いを
今ならきっとあなたに届くように叫ぶよ

“Walking with you”は、サビから始まる楽曲です。

最初の歌詞から、大切な「あなた」に自分の思いを伝えようとしていることがわかります。

「あなたに届くように叫ぶよ」という部分では、「言うよ」や「歌うよ」ではなく「叫ぶよ」という表現が使われており、その想いの強さや覚悟を感じることができます。

なぜ数え切れないほどの想いがあるのかは、次の歌詞から明らかになります。


いつからかその目に映る景色全てが
まるで光の無い闇の中を見ているよう
悲しみに怯え逃げ出しそうになった時
あなたがくれた言葉に救われたんだよ

主人公は辛くて苦しい日々に直面し、目の前が真っ暗になり、希望を見失いかけていました。

しかし、「あなた」という存在が現れ、その悲しみから逃れる手助けをしてくれたことがわかります。

たとえば、学校や仕事でうまくいかず、行き詰ってしまったとき、誰もが一度は隣にいる人の一言に救われた経験があるでしょう。

Walking with youの主人公も、ありがたい言葉をかけてくれた「あなた」に感謝の気持ちを伝えようとしています。

「闇の中」と表現されるほど、当時の絶望が深かったことから、救い出してくれた「あなた」の存在は主人公にとって大きな意味を持ち、その想いも強いでしょう。


鏡に映る自分が徐々に徐々に
魔法がかかったように変わっていくけど
相変わらず無邪気な笑顔の
あなたを見ていたいから

主人公は暗い気持ちに沈んでいましたが、「あなた」の存在によって、少しずつ明るい気分を取り戻せたことがわかります。

「あなた」の無邪気な笑顔が、主人公にとって闇の中での希望だったのでしょう。

その笑顔をずっと見ていたいから、これからも想いを伝え続けようとしています。

「あなた」の存在は、恋人や友人、家族など、さまざまな解釈ができる歌詞ですが、基本的にはラブソングと解釈しても問題ありません。


数え切れないほどの想いを
いつまでも贈り続けてくんだずっとずっと先も
繰り返し心に誓うよ
手を握りずっとそばにいるんだそして決して離さないよ

サビでは、主人公の「あなた」に向けた率直な気持ちが、言葉を変えながら繰り返し表現されています。

励ましの言葉をかけてくれた「あなた」への愛情や感謝の気持ちを、しっかり口に出して伝えていく決意が生まれました。

今度は自分が「あなた」を守っていこうと、決意したようにも解釈できます。

暗闇に閉じこもっていた主人公の視野が広がり、立ち直って恩返しをしようと思うほど気持ちが変化しているのでしょう。

「繰り返し心に誓う」や「決して離さない」という表現からも、その気持ちの強さを感じますね。


I make up self mind.
that I’m just keeping to go my Chose way from now on.
somebody cannot stop me.
No matter what you said,
No matter what you thought.

Walking with youの中で唯一英語で表現されているパートでは、「これからはただ自分で決めた道を歩み続けることにした。何を言われようと、どう思われようと、誰も自分を止められない」という内容が伝えられています。

タイトルにもなっているように、Walking with youは主人公が「あなたと一緒に歩んでいく覚悟」を強く表現しています。

英語で表現されていることで、「あなた」や2番から登場する「君」といった表現がなくなり、2人が同じ気持ちであることが示されます。

また、タイトルが日本語でない理由も同様に考えられます。


心が折れかけ諦めそうな時も
何も言わずただ抱きしめてくれた

時々君の言葉は理不尽で
苛立ちを覚えるような瞬間もあるけど
そんな君が僕は愛しくてこの手で守りたい

2番からは「君」という言葉が登場し、「君」は1番の主人公に対する呼びかけと考えられます。

つまり、「あなた」から見た「君」への気持ちが歌詞に表現されています。

主人公は時に理不尽な言葉をかけたかもしれませんが、それでもすべてを含めて「君」を愛おしいと思っていることが歌詞から伝わってきます。

このパートでは2人の関係性の良さが描かれています。

主人公が辛く悲しい出来事に苦しんでいたとき、いつも無邪気で明るい笑顔の「あなた」が支えてくれました。


移り変わり行く季節を
この目であなたと眺めていたいな
どんな色でも愛することができそう
絵に描いたような幸せを掴み取ろう

移り変わる季節を一緒に楽しむことから、これからもずっと一緒にいたいという気持ちが強く表現されており、プロポーズにも近い内容となっています。

喧嘩をすることもあるかもしれませんが、苦労を共に過ごしてきた2人ならきっと幸せになれるでしょう。

歌詞の前半は感謝や正直な気持ちを表現したものでしたが、後半では前半の歌詞に基づいた愛の言葉が続きます。


50年後の未来もきっと
知らぬ間に幸せの意味を見つけ出しているんだ
世界中の誰よりもずっと
この先もあなたと二人でもっともっと前へ歩きたい Oh..
輝く星のような君となら
数え切れないほどの願いを
いくらでも叶えて行けるはずさ
何度だってずっと We can do it.

「50年後の未来」や「世界中の誰よりも」といった大胆な表現は、2人の愛情の大きさを物語っています。

「We can do it.」というフレーズからも分かるように、2人が共に歩んでいくことで彼らの絆は強固なものになったでしょう。

未来に対する具体的なイメージが示されていることからも、彼らの関係が幸せで希望に満ちていることがうかがえます。

お互いを守り続けようと誓う2人が、幸せな未来に向かって歩み出しているのです。

照れくさくて思いを伝えられない人々に勇気を与える楽曲

Walking with youはNovelbrightの代表曲であり、記録的なストリーミング再生回数を記録しています。

この曲の歌詞は、2人が一緒に人生を歩むことを決意した強い意志を表現しています。

大切な人に対して照れくさくて思いを伝えられない人々に勇気を与える楽曲として知られています。

Novelbrightには、Walking with you以外にも素晴らしい楽曲がたくさんあります。

Walking with youと共に、彼らの他の楽曲もぜひチェックしてみてください。