WANIMAは、私たちの心に直接訴える歌詞と、爽快なパフォーマンスで人気を集めています。
彼らの曲「ともに」は、現在を生きるすべての人に向けたメッセージとして、支えや絆の重要性が込められています。
後悔はつきもの
自分の心に刻まれた仲間や友人の姿は、歳月が経っても輝きを失わない。
そして、そのような思い出は、困難な時にも勇気づけられる力となる。
別れ道に立つ ともに唄う
重ねた日々は変わらず残る
千切れそうな今縫い合わせ
思い出したあの頃あたりまえのいつもの笑顔
平気なフリに何度 騙された?
何気ない一言でさえ…
後悔してるいま頃
この歌詞の背景は、学生の卒業式です。
学生時代には、「別れ道」と呼ばれる卒業式の場面で「ともに唄う」瞬間がありました。
友人たちと毎日を共に過ごしていたからこそ、気心の知れた仲間に対して特別な言葉をかけていました。
しかしながら、卒業後に思い返すと、「自分が口にしたあの一言で相手が傷ついていたかもしれない」と感じることもあります。
離れ離れになり、会うことができないため真意は分からないものの、後から振り返ると「ああしていれば良かった」と思うことがしばしばあります。
一人では生きていけない
曲の中でも特に引き立つのが、キャッチーなメロディとサビです。
そのサビの歌詞には、これまでの人生で自分と関わりのあった人々への感謝の気持ちが込められています。
出逢えてよかった ありがとう
この想いよ 届け
涙こらえ笑って生きてる 崩れそうになりながら毎日びびってる
疲れ果てるまで繰り返す きっと ずっと
どれだけ過去が辛くて暗くても 昨日よりも不安な明日が増えても
悩んだり泣いたりする今日も 進め君らしく 心踊る方
大人になると、子供の頃と比べて、悲しい気持ちや悔しい気持ちを人前で表すことが少なくなります。
涙が込み上げる瞬間でも、自分の内に悲しみを押し込めなければなりません。
笑顔で明るく振る舞っている人であっても、心の奥底を他人は知ることはできません。
人生において、一番大切なことは「自分がどう生きたいか」ですが、生きていく上で人々とのつながりの中でお互いに助け合い、支え合うことも重要です。
歌詞には、「自分ひとりで生きているように感じるのではなく、出会った人々のおかげで生かされていることを知ってほしい」というメッセージも表現されています。
元気や勇気をくれる曲
人生には悩みや辛い出来事がつきものですが、「生きていれば…命さえあれば…」という歌詞に込められているように、「生命があるからこそ、悩んだり辛い経験をすることができるのだ。だからこそ、前向きに生きよう！」というメッセージを、私たち聴く人に伝えるために、この楽曲が作られたのかもしれません。
落ち込んで立ち直れない時や、負の感情に囚われそうな時には、この曲が元気を与えてくれ、背中を押してくれることでしょう。
ぜひ一度聴いてみてください。
