2000年にリリースされたGO!GO!7188による『こいのうた』は、一途な片想いの気持ちを歌った知る人ぞ知る名曲として広く知られています。
それから20年以上が経ちましたが、片想いに悩む女性たちに向けて、この楽曲を紹介したいと思います。
今回は、歌詞の意味に焦点を当てて考察していきます。
片想い中の人に聴いてほしい
『こいのうた』は2000年10月25日にリリースされました。
この曲は、作詞がアッコさん、作曲がユウさんによって制作されたもので、その才能には本当に驚かされます。
私が感じる『こいのうた』の魅力は、ゆったりとした印象的なメロディーに乗せられた歌詞にあります。
歌詞の内容は、片想いの一途な恋心が綴られていると言えるでしょう。
片想いをしている女性なら、きっと心に共感を覚えることでしょう。
当時、何度も『こいのうた』を繰り返し聴いたり、カラオケで歌ったりして楽しんでいました。
そんな片想い中の女性たちにとって、ぜひ聴いてほしい素敵な曲です。
『こいのうた』の歌詞の世界に思いを馳せてみましょう。
叶わなくてもあなたといたい
生きてゆく力が
その手にあるうちは
笑わせてて
いつも いつも
うたっていて 欲しいよ
あなたがこの世に存在する限り、私はいつも笑顔でいたいし、あなたの歌声を共有したい。(あなたのそばで時間を共有したい)
表現から、そのような気持ちが伝わってきます。
また、「いつも歌っていて欲しい」という表現から、片想いの相手は歌を歌う人なのかな?という印象を受けます。
きっとこの恋は
口に出すこともなく
叶うこともなくて
終わることもないでしょう
ただ小さい小さい光になって
あたしのこの胸の温度は下がらないでしょう
この恋は、他の誰にも打ち明けることなく、叶うこともなく、終わることもない。
そんな気持ちが表現されています。
ただ、あなたのことを想うだけでいい。
そんな感情が感じられます。
「ただ小さい小さい光になって」からは、想いを伝える勇気がないけれど、いつかあなたに想いが届いたらいいのにな。
私の気持ちに気づいて、振り向いてくれないかな?
という淡い期待が小さな光にたとえられています。
そして「あたしのこの胸の温度は下がらないでしょう」という部分では、ただあなたのことを想うだけで、一緒にいるだけで胸がどきどきしているという、内に秘めた情熱が表現されています。
「恋=両想いになりたい」という考えが一般的な恋の目標とされがちですが、『こいのうた』では、ただあなたのそばにいるだけでいい!
そんな片想いの純粋な気持ちがうかがえます。
欲を言えばキリがないので
望みは言わないけれど
きっと今のあたしには
あなた以上はいないでしょう
欲を言えばキリがありません。
私はあなたを想うだけで、そばにいるだけで幸せ(だと思っています)ので、特別な望みは持ちません。
ただ、本音を言えば、やっぱり両想いになりたいという気持ちもあります。
でも、現在の絶妙な距離感や、あなたを想い続けることができる環境を壊すくらいなら、あなたに想いを打ち明けることはしないでしょう。
あなたが私に対して何とも思っていないかもしれませんが、今の私にとっては、あなた以上に好きになれる人はいないのです。
こうして、片想いの中での思いの強さと一途さが表現されています。
生きてゆく力が
その手にあるうちは
笑わせてて
いつも いつも
側にいて 欲しいよ
冒頭と同じサビ部分。
「いつもいつも側にいて欲しいよ」からは、片想いの相手は、日常的に一緒に時間を過ごすことが多く、わりと近い関係にあるのかもしれません。
きっとあなたには
急に恋しくなったり
焼きもちを焼いたり
愛をたくさんくれて
愛をあげたい人がいるから
ただ小さい小さい光のような
私の恋心には気づかないでしょう
片想い中のあなたには、急に恋しくなったり、焼きもちを焼いたり、そして時には、愛をたくさんくれ、その愛に応えたいと思える相手がいます。
そうした想いがあるからこそ、片想いのあなたに自分の気持ちを伝えることができないのでしょう。
1番Aメロでは、「小さい光」を「淡い期待」と解釈しましたが、ここでの「小さい小さい光」は、私のいつまでも消えない恋心を連想させるような、ろうそくに灯した炎のように、細く長く穏やかに燃え続けていくイメージだと解釈しました。
そのような私の内に秘めた恋心には、あなたは気付いてくれないのだろうなぁという、片想い中の切ない悩みが感じられます。
でもそんなあなただからこそ
輝いて見えるのだから
きっと今のあたしには
あなた以上はいないでしょう
想いが伝わらなくても、まったく私のことを何とも想っていない(ただの友達の一人だとしか思っていない)からこそ、ありのままの私に素直に接してくれるあなたの姿勢が、私の心を惹きつけています。
そして、今の私にとっては、あなた以上に好きになれる人はいません。
こうして、一途な気持ちが1番Bメロに引き続き綴られています。
教えてください神様
あの人は何を見てる?
何を考え
誰を愛し
誰のために傷付くの?
あなたのことが好きすぎるけれど、関係を壊すことが怖くて、想いを伝えることができない…。
片想い中によくある感情です。
一体、あの人は何を見て、何を考えて、誰を愛して、誰のために傷つくのか?
あなたのことを知りたいけれど、本人に直接聞くのは怖いので、神様に尋ねてみることにします。
片想い中の女性は一度は感じたことがあるでしょうか?
その気持ちが表現されています。
生きてゆく力が
その手にあるうちは
笑わせてて
いつも いつも
側にいて 欲しいよ
La La La・・・
最後のサビ部分も、今までのサビと同じです。
「いつもいつも側にいて欲しいよ」
片想いの中で、一生、気持ちが届かないとしても、せめて友達として、同じ瞬間を共有し、同じものを見て感じて笑って、ずっと一緒に過ごせたらいいなと思います。
そんな、片想い特有の切なさと同時に一途な乙女心が表現されていて、『こいのうた』は締めくくられています。
最強の片想いソング
『こいのうた』の歌詞の意味を解釈してみて、私が感じたこと。
改めて、『こいのうた』は、最強の片想いソングであると感じました。
大切な誰かを想いながら、ついつい口ずさみたくなる曲ですね。
片想いの時は、大好きなあなたのことを思うだけで、幸せな気持ちに満たされたり、自分を磨く意欲が湧いたり、素敵なことばかりです。
恋をしていると、自分でも驚くほどのパワーが湧いてくることもあります。
しかし、全てがうまくいくわけではありません。
時にはつらいこともあったり、泣きたくなる瞬間もあるでしょう。
あきらめたくなることもあるかもしれません。
恋をしていると、こんなにも感情がアップダウンすることに驚くかもしれません。
自分で自分に驚く経験をする方もいるでしょう。
この恋が実るかどうかはわかりませんが、大切なのは自分が納得するまで想いを貫くことです。
もし叶わなかったとしても、こんなにも一途に想える相手に出会えたことは、いつか素敵な思い出になるのではないでしょうか。
どうか後悔しないように、片想いの恋愛を頑張ってください。
素敵な恋が実ることを祈っています。。。